政治の分野では市民革命を経た結果、経済の分野では産業革命を経て、この貴族が支配する社会から、貴族以外の人々が社会の中心となる中で、社会構造が大きく変化した、いわば、不安の時代だったのが、ブラザレンが出発点となった1820年代の社会背景です。
先日、一年分の年金を納めるために
コンビニに行きました
iPadなら四つ買えるほどの金額を
コンビニのレジで出すのは
少し緊張しましたが
同時に 開放感も覚えました
「このことはしばらく考えなくても済む」と思うと
心が軽い気持ちになります
一方で
一抹の不安も感じていました
それは
「年金は本当に戻ってくるのか」
という拭えない疑問からくるものです
報道では「大丈夫だ」「大丈夫ではない」
と様々なことが言われます
しかし
年金制度だけでなく
この国全体のシステムのことを考えると
残念ながら
「大丈夫!」と安心することなどできません…
例えば
先日は
都市の路線バス減便の問題が
報道されていました
このことは
少子化に伴って働き手が減ることが
社会にどんな衝撃をもたらすかを
シンボリックに表しているように思いました
(運転手不足の直接の原因は少子化ではなく
賃金、運賃、効率など様々な要素が絡み合っているわけですが...)
労働者の不足は
一部の企業だけに
影響を与えるわけではありません
その産業の恩恵に浴している人々の生活を直撃し
また、国の経済を鈍化させてしまいます
労働力をかわれる業種では建設業などでも
すでに成り手不足が深刻化していますので
これから ますます
この課題が顕在化していくでしょう
そして
働き手が減るということは
やがて 買い手が減ることに繋がります
国産の電化製品などが
海外で大量に売れる時代なら
それでも 問題は なかったかもしれませんが
それが見込めなくなると
国内需要の目減りは
致命的な問題となります
そうすると...
従来通りのあり方が
どんどん成り立たなくなっていきます
最近
「alternative(オルタナティブ)」
というフレーズをよく耳にするのは
現行の制度 仕組みを見限る人が増えてきたからでしょう
Brethren運動は
ちょうど
英国が転換点を迎えていた時代に
産声をあげました
そして
Brethrenは
まさに
alternativeなものだったのでしょう
しかし
一つの時代に
適用しすぎた集団は
一世代、二世代過ぎると 時代遅れのものになってしまいます
「革新的だ」と評されたものが
後に足かせになっていくことも
少なくありません
Brethren運動によって生み出された日本の諸集会が
alternativeであり続けているか?と問われますと
正直 首を傾げてしまいますが
キリストにあるradicalさと
先人に対するrespectのバランスを保って
再出発していきたいものですね
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