今年度から
長男次男の通う小学校で
「PTA役員推薦委員」をやっています
しかも
話し合いの流れで委員長になることになりました...
しかし
子供が転校してまだ数ヶ月しか経っておらず
PTA活動にもほとんど関わったことがありません
これでは
年間スケジュールも頭に入ってきませんし
状況も全くつかめません
そこで
役員の自薦を募る際に
アンケートを設けて
ある程度 現状を把握したいと思いました
ただ
用紙で意見を集めようとしても
きっと回収率が悪いだろうと考え
QRコードを貼り付けて
グーグルフォームで回答していただくことにしました
次年度のPTA役員を…
・できる
・誰もいなければやってもいい
・興味がある・説明を聞いてみたい
・できない
この4つの選択肢から1つを選んでいただき
理由と意見を書いていただく
シンプルなアンケートです
それでも
50人が答えてくだされば良い方かなー
と思っていましたが
一晩で30人弱の方が答えてくださって
驚いています
(ここから 何人増えるかは わかりませんが…)
その回答結果は
ある程度予想通りのものですが
とても興味深いものです
まず7割以上の方が
時間的余裕がないという理由で
「できない」と答えておられました
今や
共働き家庭は
専業主婦世帯の2倍にのぼるそうですから
当然と言えば当然です
しかし
それ以上に面白いのは
「できない」を選ばれた方が
大きく分けて
3つのグループに分類できることです
1つ目はPTAという組織体に不信感を覚えている方々
2つ目は関心を持っているけども事情があって関われない方々
3つ目は 特に意見を表明することのない大多数の方々
こういう構造は
どこの集団でも見られるんだと
改めて思いました笑
もう少し具体的に説明しますと...
1つ目のグループの方々は
強制加入やノルマなど
時々 新聞の紙面を賑わせている問題の故に
PTAそのものに反発を感じておられます
これは長年課題が積み残されてきたために
出来上がってきたものですので
一朝一夕には解決できません
けれども
問題点が指摘されることで
改善策を模索できますので
この意見があがってくること自体は
ありがたいことです
2つ目のグループは
片親世帯であることや、転勤族であることなどの理由で
現行のシステムの中では
貢献する場所がない方々です
興味もあり、感謝の気持ちもあるのですが
関われる機会がない…
この声を拾えただけでも
アンケートを取った価値があったと思います
「現行のシステム」というのは
ある時代の構成員の状況と必要に合わせて組まれたものです
ですから
時間と共に
環境と構成員が変わってくると
システムは不具合をきたすようになります
しかし
そのシステムを全部解体して
一から作り直せば良いかというと…
そうとも限りません
再構築には時間と労力が取られますから
マイナーチェンジを繰り返す方が
効率的な場合がほとんどだと思います
そして
そのマイナーチェンジに取りかかる時に注目すべきなのは
先程の2つ目のグループなのではないでしょうか?
意識を向けてくださっている方々と協力していくための
現実的な策を見出していければ
システムを止めずに 動かしつつ
改変していくことができるように 思います
そうして
トライ&エラーを繰り返していれば
1つ目のグループの中からも
対話してくださる方が
出てくるのではないか…
と 考えたりもします
もちろん
現実は複雑ですから
理屈通りにはいかないでしょうけど...
これって...
教会にも当てはまることですよね?
(読みながら、この締めを薄々予想しておられたでしょうが笑)
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