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執筆者の写真おいまつ÷のぞむ

再構築のための現状把握

更新日:2019年7月15日

今年度から

長男次男の通う小学校で

「PTA役員推薦委員」をやっています

しかも

話し合いの流れで委員長になることになりました...


しかし

子供が転校してまだ数ヶ月しか経っておらず

PTA活動にもほとんど関わったことがありません


これでは

年間スケジュールも頭に入ってきませんし

状況も全くつかめません


そこで

役員の自薦を募る際に

アンケートを設けて

ある程度 現状を把握したいと思いました


ただ

用紙で意見を集めようとしても

きっと回収率が悪いだろうと考え

QRコードを貼り付けて

グーグルフォームで回答していただくことにしました

 次年度のPTA役員を…

 ・できる

 ・誰もいなければやってもいい

 ・興味がある・説明を聞いてみたい

 ・できない

この4つの選択肢から1つを選んでいただき

理由と意見を書いていただく

シンプルなアンケートです


それでも

50人が答えてくだされば良い方かなー

と思っていましたが

一晩で30人弱の方が答えてくださって

驚いています

(ここから 何人増えるかは わかりませんが…)


その回答結果は

ある程度予想通りのものですが

とても興味深いものです


まず7割以上の方が

時間的余裕がないという理由で

「できない」と答えておられました


今や

共働き家庭は

専業主婦世帯の2倍にのぼるそうですから

当然と言えば当然です


しかし

それ以上に面白いのは

「できない」を選ばれた方が

大きく分けて

3つのグループに分類できることです


1つ目はPTAという組織体に不信感を覚えている方々

2つ目は関心を持っているけども事情があって関われない方々

3つ目は 特に意見を表明することのない大多数の方々


こういう構造は

どこの集団でも見られるんだと

改めて思いました笑




もう少し具体的に説明しますと...

1つ目のグループの方々は

 強制加入やノルマなど

時々 新聞の紙面を賑わせている問題の故に

PTAそのものに反発を感じておられます


これは長年課題が積み残されてきたために

出来上がってきたものですので

一朝一夕には解決できません


けれども

問題点が指摘されることで

改善策を模索できますので

この意見があがってくること自体は

ありがたいことです


2つ目のグループは

片親世帯であることや、転勤族であることなどの理由で

現行のシステムの中では

貢献する場所がない方々です

 興味もあり、感謝の気持ちもあるのですが

 関われる機会がない…

この声を拾えただけでも

アンケートを取った価値があったと思います




「現行のシステム」というのは

ある時代の構成員の状況と必要に合わせて組まれたものです


ですから

時間と共に

環境と構成員が変わってくると

システムは不具合をきたすようになります


しかし

そのシステムを全部解体して

一から作り直せば良いかというと…

そうとも限りません


再構築には時間と労力が取られますから

マイナーチェンジを繰り返す方が

効率的な場合がほとんどだと思います


そして

そのマイナーチェンジに取りかかる時に注目すべきなのは

先程の2つ目のグループなのではないでしょうか?


意識を向けてくださっている方々と協力していくための

現実的な策を見出していければ

システムを止めずに 動かしつつ

改変していくことができるように 思います


そうして

トライ&エラーを繰り返していれば

1つ目のグループの中からも

対話してくださる方が

出てくるのではないか…

と 考えたりもします




もちろん

現実は複雑ですから

理屈通りにはいかないでしょうけど...




これって...

教会にも当てはまることですよね?


(読みながら、この締めを薄々予想しておられたでしょうが笑)


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