とても考えさせられる記事です
高校3年生が自分の違和感をはっきりと表明したこと
そして
校内放送に その思いを発信する場が設けられたこと
このことは
とても 興味深く、感動的でさえあります
けれども
そのこと以上に
私が気になったのは
そもそも きのこ雲を模したロゴマークが
戦後70年が過ぎた今に至るまで
用いられ続けてきたことです
記事には次のようにあります
留学先は米ワシントン州リッチランドにあるリッチランド高。町では戦前、長崎に投下された原爆のプルトニウムが生産された。原子力の生産や技術の研究が町の発展に寄与し、核関連産業が町の経済を支えてきた。
同校のロゴマークは「R」の文字にきのこ雲を模したもので、パーカやジャージーなどあらゆる学用品にあしらわれている。
「無神経」と言えば批判的すぎるでしょうが
当たり前のように
このロゴを描き
それを公式のロゴにしてしまう無邪気さに
正直驚かされました
ただ
リッチランドの市民が
特別、鈍感だというわけではないでしょう
むしろ
このことは
戦争のリモート化(遠隔化)は
人々のうちに
戦争のヴァーチャル化、ファンタジー化を
もたらすということを
鮮やかに表していると思います
肌触りが無ければ
人は 戦争さえ 喜べるのです
それは
別に 外国に限った話ではありません
戦後間もなく
日本は特需景気にわきました
隣国で
同民族同士が 血を流し合っている事態を
「特需」と呼べてしまう
しかも
戦争の悲惨さを
ほんの5, 6年前に
味わっていた人たちが です
日本人の無邪気な喜びは
きっと
韓国側に 屈折した感情を
もたらしたことでしょう
そのことと
現在の日韓関係のねじれは
無関係ではないはずです
自分たちが富むならば
暴力的現実でさえ歓待するのが...
私たち罪人のありのままの姿 です
彼は、このすべての者を釣り針で釣り上げ、 自分の網で引き上げ、 自分の引き網で集めます。こうして、彼は喜び楽しみます。そのため、彼は自分の網に、自分の引き網にいけにえを献げ、焼いて煙にします。 これらにより、彼の分け前が豊かになり、食物が豊富になるからです。そのため、彼は自分の網を空にし続けながら、諸国の民を容赦なく殺すのでしょうか。
ハバクク書1:15-17
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