ボトムアップの通信課程
- おいまつ÷のぞむ
- 2019年10月16日
- 読了時間: 2分
大阪聖書学院の特別研修課の「前預言者」講義
全部で20回ちょっとでしたが
昨日で 終了しました
九州に住んでおられる受講生と
skypeで繋いで
週に一時間だけ
という制限のある形でしたが
かなり身のある学びになったように
思います
講義で取り組んだことは
主に2つだけ
1つは『旧約聖書の釈義』を通読すること
テクスト、翻訳、文法的な情報と順番に読んできていただいて
具体例を示しながら
解説を加えました
5人、10人のクラスでしたら
理解度にばらつきがあるでしょうが
マンツーマンですので
向こう側のペースに合わせて
話をすることが出来ました
もう1つは
『カラー新聖書ガイドブック』に掲載されている記事から
前預言者に 関わるものをピックアップして
読んでいただきました
「征服された町々」「聖戦」「王の年代記の解釈」など
旧約を学んでいく上で
避けては通れないテーマに
広く触れていただきました
どれも分量的には数千字程度ですので
詳細には論じられてはいません
けれども
書かれていない部分を補いながら講義することによって
考えていく手がかりを 提供させていただきました
後半は「旧約釈義」というよりも
「旧約研究」に近いものになりましたが
議論を積み上げていく喜びを
共に味わうことが 出来ました
上級生またはMasterレベルの学生ですと
もっと負荷をかける必要があるでしょうが
elementaryコースとしては
実際的、現実的な 形式なのではないかという
感触を得ました
講義する側としても
新しく学び始めるというよりも
おさらいし、整理するという面が強いですので
さほど負担に感じませんでした
こういう学びが 各地で 自主的に行われれば
神学校教育のボトムアップに繋がるのではないかと
思っています
Comments