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執筆者の写真おいまつ÷のぞむ

ルカの福音書20:45-21:4

また、人々がみな耳を傾けているときに、イエスは弟子たちに言われた。
「律法学者たちには用心しなさい。彼らは長い衣を着て歩き回ることが好きで、広場であいさつされることや会堂の上席、宴会の上座を好みます。また、やもめの家を食い尽くし、見栄を張って長く祈ります。こういう人たちは、より厳しい罰を受けるのです。」
イエスは目を上げて、金持ちたちが献金箱に献金を投げ入れているのを見ておられた。そして、ある貧しいやもめが、そこにレプタ銅貨を二枚投げ入れるのを見て、こう言われた。
「まことに、あなたがたに言います。この貧しいやもめは、だれよりも多くを投げ入れました。あの人たちはみな、あり余る中から献金として投げ入れたのに、この人は乏しい中から、持っていた生きる手立てのすべてを投げ入れたのですから。」

どういう状況であったかは わかりませんが

律法学者たちは やもめの家を食い尽くしていました


その構造上の暴力の下に置かれながらも

貧しいやもめは、レプタ銅貨を投げ入れました


そして

そのやもめに

イエス様は

目を留めてくださっていたのです




イエス様は

歪んだ社会のあり方を 是認されませんでしたが

一方で

そのことで 頭が一杯になっておられませんでした


むしろ

 そこでなされる小さき者の献身に注目し、評価する

そんな広い視野、慰めに満ちた眼差しを持つお方でした




イエス様は

「弱者」を、無力な被害者とは見なさず

応答する者と捉えてくださるのです

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