本の大まかな流れと山場を知っているかいないかは
物の読み方を左右します
短編ならば
さほど苦労しないかもしれませんが
千ページを超えるとなれば
やはりガイドが欲しくなります
聖書は
1000年以上かけて
異なる時代背景のもとで書かれた分厚い書物ですから
通読のためにも
肝心なポイントをつかむ必要があるでしょう
『聖書は物語る』は
そのために 適した書物です
まず 素晴らしいのは(?)
100ページ強にまとめられたコンパクトさ
また
地図や表もたくさん掲載されていますので
整理して捉える助けになります
そして
何より
伝道のために記されているというのが
重要な特徴です
「ノンクリスチャンは
聖書には興味を持っていない
こちらで
面白く、わかりやすく、感動的な話をしてあげないと!」
とは考えず
聖書そのものに語らせようとする その姿勢に
深く共感を覚えます
これを用いて 誰かと学びをするなら
学び手も
抑えどころを確認しつつ
聖書に親しむことができるでしょう
神の歴史は
恵みの物語であるということを
実感するはずです
ちなみに...
改革派の方にとっては
時々ひっかかる部分があるかもしれませんが
(89ページの「(2)罪の赦しの十字架」の項目など)
その辺りは
自分で補えば良いですよね
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