神学生の時に
預言者の特徴として
以下のようなことを学びました
(たしか A・J・ヘッシェルの言葉だったと思います)
彼のいのちが、彼のことばに...
神の視点から物事を見、判断する
真夜中に天からの警笛を感じる
目は世の現実に向き、その耳は神のことばに向く
彼のことばにおいて、見えない神が聞こえるようになる
神の感情、情感、意識を共有
...
当時は ある程度 理解わかったつもりになっていましたが
『エレミヤ書を読もう』を読んで
ようやく 腑に落ちた気がします
預言書を学ぶというよりも
預言者に出会うという方が近い...
そんな読後感でした
単なる文献学 歴史学に留まらず
エレミヤの精神を受け継ごうとする意志のようなものを感じました
旧約聖書の中で
最も 分量の多い書物の一つであるエレミヤ書を
これほど凝縮して味わえる本とは
なかなか出会えないのではないでしょうか?
【関連書籍】
小友聡著『コヘレトの言葉を読もう』
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