テモテへの手紙第一4:13
パウロは若き牧会者が
心を砕き、ひたすら励むべき業として(4:15参照)
「聖書の朗読と勧めと教え」を
あげました
これが どのようなものであったかを知る鍵が
使徒の働き13:15に記されています
律法と預言者たちの書の朗読(G0320)があった後、会堂司たちは彼らのところに人を行かせて、こう言った。「兄弟たち。あなたがたに、この人たちのために何か奨励(G3874)のことばがあれば、お話しください。」
この箇所で
「奨励」と訳されている言葉は
テモテへの手紙で「勧め」と訳されているものと同じものです
ユダヤ人たちは
安息日に 会堂に集まるごとに
聖書の朗読と解説をしていました(使13:27, 15:21, Ⅱコリ3:14-15参照)
そして
それは
イエス様も 率先してなされたことでした
それからイエスはご自分が育ったナザレに行き、いつもしているとおり安息日に会堂に入り、朗読しよう(G0314)として立たれた。
ルカの福音書4:16
初代の教会は
この模範にならって
主の日に集まる度に
聖書の朗読をしていました
そして
やがて
朗読されるものには
使徒たちからの手紙も
含まれるようになったようです
さて、一行は送り出されてアンティオキアに下り、教会の会衆を集めて手紙を手渡した。人々はそれを読んで(G0314)、その励まし(G3874)のことばに喜んだ。
使徒の働き15:30-31
また
このことは
パウロがしばしば命じていたことでもありました
先に短く書いたとおり、奥義が啓示によって私に知らされました。それを読めば、私がキリストの奥義をどう理解しているかがよく分かるはずです。
エペソ人への手紙3:3-4
この手紙があなたがたのところで読まれたら、ラオディキア人の教会でも読まれるようにしてください。あなたがたも、ラオディキアから回って来る手紙を読んでください。
コロサイ人への手紙4:16
この手紙をすべての兄弟たちに読んで聞かせるよう、私は主によって堅く命じます。
テサロニケ人への手紙第一5:27
もし
私たちの教会で
この「朗読」が公の集まりの添え物のようになってしまっているなら
私たちが 何に心奪われているのかを考え直す必要があります
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