KGKで非常勤の主事として奉仕し始めたころに
唄野先生から
「奉仕者としての自己形成のために
聖書通読や祈りと共に
『ハイデルベルク信仰問答』のようなものを用いて
定期的に 教理を学ばなければいけない」
という 助言をいただいたことがありました
当時の私は
『ハイデルベルク信仰問答』の存在さえ知りませんでしたが
今になって
その助言の適確さを
噛み締めています
若いクリスチャンにとっては
教理を学ぶことは 敷居が高いものです
そのため
「定期的に」教理に触れることは
単なる努力目標になりがちです
けれども
『ハイデルベルク信仰問答』のような信仰問答を用いれば
定期的な学びが
実行可能なものになります
毎日一問ずつ読むなら 4ヶ月ちょっと
週ごとに その週分を読めば 1年で読みきれます
しかも 1回は
10分もかかりません
加えて素晴らしいのは
信仰問答には 優れた解説書が
たくさんあることです
各時代の有能な神学者が
教理の中身と意義を教えてくれていますので
教理の適用の仕方も
学んでいくことが出来ます
私自身は
もっぱら ウェストミンスター信仰告白関連のものと
付き合ってきましたが
今回は『ハイデルベルク信仰問答を読む』を
読んでみました
しかも
じっくり
一年ぐらいかけて…
私が
この解説書を読んで 素晴らしいなと感じたのは
「復習」に多くの紙面が
割かれていることです
それまでの問答で 語られてきたことを 振り返りつつ
説明がなされていますので
教理と教理の関係性を知ることが出来ます
その結びつきを意識しつつ
豊富に 引用されている御言葉を思いめぐらすなら
教えが 頭から 心に落ちていく感覚を得られます
(あくまで 感覚ですが笑)
400ページ弱と
決して 薄くはない本ですので
一気に 読もうとするのではなく
気長に 読み進めていくことを
おすすめします
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