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執筆者の写真おいまつ÷のぞむ

宇田進著『総説 現代福音主義神学』














ミラード・エリクソンの『キリスト教神学』が教科書だとしたら

総説 現代福音主義神学』は資料集にあたるでしょうか?

カラーでもないですし

図版もほとんどありませんが

内容は 多彩です


限られたページの中に

たくさんの神学者の主張が

詰め込まれているので

決して 通読はしやすくは ありません


けれども

当該の分野のことをかじっていれば

ある程度は キャッチアップできます




神学書は 下手な解説本よりも

生で 読むことに 越したことはありません


しかし

時間的、言語的な制約もありますので

時には

こういった 「カタログ」の助けも必要です


特に 自分とあまりにも立場が違う神学者の意見は

どう位置付ければ良いのか悩んでしまいますので

この書から 批評の仕方を学ぶことも

大切な プロセスだと思います




そして

「日本語を母語としながら

 これほどの水準に達るの!」

と 驚かされるという点も

本書の見どころ


組織神学を 一周した頃に

「まだまだ...」と思い直すために

手に取ってほしい一冊ですね

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