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2019年11月8日読了時間: 5分
スコット・マクナイト著『福音の再発見』を読む4.1
そこから(コリント人への手紙第一15:3-5, 15:20-29)は、イエス・キリストの福音の物語は聖書(私たちにとっての旧約聖書)に見られるイスラエルの物語を完成、完結させるものであることが分かる。ここで用いられている重要な言葉は、「聖書の示すとおりに」だ。使徒の福音とは...
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2019年11月1日読了時間: 6分
リチャード・ボウカム著『イエス入門』を読む4
イエスの食事についてもっと知るには、イエス自身が示した彼独自のやり方と洗礼者ヨハネのやり方の対比が参考になる。イエスは先駆者のヨハネと異なり、王国の訪れという良き知らせと共にやってきて、それを食事の際に祝った。それは儀式ばったお勤めではなく、王国の到来の喜ばしいお祝いだった...
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2019年10月25日読了時間: 6分
スコット・マクナイト著『福音の再発見』を読む4
私があなたがたに最も大切なこととして伝えたのは、私も受けたことであって、次のことです。キリストは、聖書に書いてあるとおりに、私たちの罪のために死なれたこと、また、葬られたこと、また、聖書に書いてあるとおりに、三日目によみがえられたこと、 コリント人への手紙第一15:3-4...
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2019年10月18日読了時間: 7分
リチャード・ボウカム著『イエス入門』を読む3
神殿はユダヤ人の信仰の中心的シンボルであり、神にその民が特別に近づける場所だった。神殿に満ちる神の聖なる臨在こそ、エルサレムを聖都とし、パレスチナを聖地とするものだった。神殿に満ちる神の臨在によってこそ、そこが神への献げものができる唯一の場所となったのだ。ユダヤの祭はある意...
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2019年10月11日読了時間: 8分
スコット・マクナイト著『福音の再発見』を読む3
イエスの物語は御国(王国)のヴィジョンに関するものであり、この御国のヴィジョンは、創造の物語、神のご計画どおりに生きようとするイスラエルの物語、そして黙示録に記されている聖なる都のヴィジョンから浮かび上がる。これらの用語の一つひとつに1章ずつ割いて、ここで私が言っていること...
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2019年10月4日読了時間: 9分
リチャード・ボウカム著『イエス入門』を読む2
当時のユダヤ人にとって肝心かなめの問いがあった。神の聖なる民としてローマ占領の状況をどう生きるべきか。ファリサイ派は儀式的清さに力点を置き、とくに食事の際に清い状態でいるように気をつけていたようだ。彼らはトーラーの清めの規定を大幅に拡大解釈し、清さを日常生活で最大の関心事と...
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2019年10月2日読了時間: 7分
森本あんり著『異端の時代』を読む2
啓典宗教における正典 前章で確認したのは、「正典は正統を定義しない」ということであった。ふつうわれわれは、正典こそ正統の判断基準だ、と考えている。簡単に言えば、「聖書こそキリスト教の源泉で、そこに正統がある。だから聖書に則っていれば正統だし、そうでなければ異端だ」ということ...
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2019年9月27日読了時間: 5分
スコット・マクナイト著『福音の再発見』を読む2
...神は御子を送ることによって、イエスをメシア、つまり王に任命なさったのだ。神はイエス・キリストにあって御国(神の王国)を確立された。王国とは、王がその国を治めているということだ。繰り返して言わねばならないが、王と王国という概念は、初めの創造とつながっている。神はアダムと...
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2019年9月20日読了時間: 5分
リチャード・ボウカム著『イエス入門』を読む1
イエスの象徴行為のなかでもっとも重要なものの一つは、十二人の弟子を特別な使命のために選んだことだ。十二という数字はどう考えてもイスラエルの十二部族を思い起こさせるものだった。イエスの十二弟子は文字どおり十二の部族から一人ずつ選んだわけではなかった。それは弟子のなかに兄弟が二...
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2019年9月18日読了時間: 4分
森本あんり著『異端の時代』を読む1
念のために触れておくと、ニカイア公会議でもトレント公会議でもそうだが、正統は「アナテマ」に先行する肯定形の文章によっても表現されている。だが、それはあくまでも多くの可能性のうちからもっとも明快と思われるサンプルを示しているのであって、そこに提示されたものだけを排他的に正統の...
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2019年9月14日読了時間: 2分
スコット・マクナイト著『福音の再発見』を読む1.1
神は、ご自身の神殿として世界を創造し、神のかたちに造られたアダムとエバという二人の小さなエイコンを、神の宮の園(エデン)に置かれた。 スコット・マックナイト著『福音の再発見』p.43より 神殿としての世界の創造... このような捉え方について 『聖書翻訳を語る』では...
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2019年9月13日読了時間: 3分
スコット・マクナイト著『福音の再発見』を読む1
イスラエルの物語 イスラエル(あるいは聖書)の物語とは、聖書の構想が展開される様子を描いたものである。神は、ご自身の神殿として世界を創造し、神のかたちに造られたアダムとエバという二人の小さなエイコンを、神の宮の園(エデン)に置かれた。アダムとエバは、神の代理人としてエデンの...
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2019年9月4日読了時間: 3分
『平成史講義』を読む2
若い人たちにとってリベラル的であるという述語は「なにかを変えようとする人たち」、保守とは「伝統的な価値観を持つ人たち」と映っている可能性があります。とすれば、既得権益(保守)をぶっ潰すという小泉話法を、民主党のようにーしかし忠実にー小声ではなく、大声で怒鳴りたて、「わかりや...
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2019年8月30日読了時間: 3分
『ジョージ・ミュラーの思想形成における-フランケの敬虔主義の影響について』を読む3
事業報告書の記録によると,ミュラー自身は 1833 年の 2 月 9 日に「フランケの伝記」 (a part of Franke’s life)を読んだと述べている。つまり,これは彼が回心を経験して,ハレでフランケを知ってから数年後のことである。恐らくそこで読んだ「伝記」と...
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2019年8月19日読了時間: 3分
『平成史講義』(ちくま新書)を読む1
五五年体制のもう一つの特徴は、全体としての権力の分散と共有の構造である。これには、前述のボトムアップの仕組みに加えていくつかの側面がある。最も重要なものは、自民党議員と官僚(機構)との間の共棲関係である。自民党の政調会内部でのボトムアップ型の政策プロセスは、官僚たちが全面的...
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2019年8月15日読了時間: 5分
『父が子に教える昭和史』 (文春新書)を読む1
…五月八日、ドイツが降伏しますが、これは首都ベルリンにソ連軍が侵攻、ナチス政権が壊滅するなかで、条件なし、勝者の要求をすべて敗者が受諾することを約した「白紙委任型」の無条件降伏でした。しかし、その混乱は地獄絵といってよく、報告を受けたスティムソンは「はげしい戦慄を覚えた。そ...
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2019年8月9日読了時間: 2分
『ジョージ・ミュラーの思想形成における フランケの敬虔主義の影響について』を読む2
ドイツのハレで敬虔主義の実践として孤児の家(フランケ学園)を設立するなど活躍したフランケが1727 年に世を去って 100 年が経つと,フランケらが主導した敬虔主義運動はその中心地であったハレにおいてもすでに下火となり,再び世俗化の波がその地を覆っていた。 1825...
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2019年7月26日読了時間: 3分
『ジョージ・ミュラーの思想形成における フランケの敬虔主義の影響について』を読む1
(ジョージ・ミュラーは)1886 年には,船路で日本に80歳を超えて訪問し,新島襄の招きで同志社でも講演している(木原,1999)。この講演内容が石井十次,山室軍平の人生を決定的に変える転機になったことはすでに明らかにしてきたところである(木原,1999;木原,...
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