top of page
検索
おいまつ÷のぞむ
2020年10月3日読了時間: 2分
ジョナサン・カラー著『文学理論』
まずイギリス人は小さな本、というか、簡潔な入門書を作るのが好きであるということ。別にずっと昔からというわけではないが、私の勘ではおそらく一九世紀の末(明治の中頃)あたりから、イギリス人はしきりと小型の入門書を作り始める。その第一の目的は成人教育であった。経済的な余裕にめぐま...
閲覧数:22回0件のコメント
おいまつ÷のぞむ
2020年6月15日読了時間: 3分
『キリスト者の世界観』『わが故郷、天にあらず』
時間をおいて再読すると 感動が増す本があります 私にとって 『わが故郷、天にあらず』は その部類に入る本でした 充実した内容、巧みな文章 構成に 感服させられます それに加えて 「再会」の喜びもあります D・セイヤーズやR・J・マウにP・スティーブンスの名前を見つけては...
閲覧数:25回0件のコメント
おいまつ÷のぞむ
2020年5月26日読了時間: 1分
宇田進著『総説 現代福音主義神学』
ミラード・エリクソンの『キリスト教神学』が教科書だとしたら 『総説 現代福音主義神学』は資料集にあたるでしょうか? カラーでもないですし 図版もほとんどありませんが 内容は 多彩です 限られたページの中に たくさんの神学者の主張が 詰め込まれているので 決して...
閲覧数:40回0件のコメント
おいまつ÷のぞむ
2020年5月25日読了時間: 2分
ミラード・J・エリクソン著『キリスト教神学 第1巻』
目次 日本語版への序 序 文 第1部 神を研究すること 第1章 神学とは何か 第2章 神学と哲学 第3章 神学の方法 第4章 神学と聖書の批評的研究 第5章 キリスト教のメッセージの今日化 第6章 神学とその言語 第7章 ポストモダンと神学...
閲覧数:70回0件のコメント
おいまつ÷のぞむ
2020年5月2日読了時間: 3分
W.H.ウィリモン, S.ハワーワス著『教会を通り過ぎていく人への福音』
イザヤ、あるいは、あるいは待降節の讃美歌のように、詩的で、黙示的で、預言者的なスピーチは、ただ世界を描き出すだけでなく、一つの世界を再創造し、造り出します。それは開かれた世界であり、古く、居心地のよい確かさは、すべてを新しくなさる神の到来によって打ち破られてしまいます。神が...
閲覧数:11回0件のコメント
おいまつ÷のぞむ
2020年4月22日読了時間: 1分
牧田吉和著『改革派教義学 第2巻 神論』
序論を読んだ時も感じたことですが この本は非常に牧会的です もちろん 牧会学の本ではありません そして 牧会の現場で すぐに役立つものでもないでしょう (どういうものがすぐに役立つのかわかりませんが….) けれども 読者に対する牧会的配慮が 行き届いています...
閲覧数:13回0件のコメント
おいまつ÷のぞむ
2020年4月20日読了時間: 2分
Kevin J. Vanhoozer ed."Theological Interpretation of the Old Testament"
プロテスタントの土台である Sola scriptura「聖書のみ」という原理は 本来 Tota Scriptura「聖書全体(を)」という原理とセットで 受け止められなければなりません けれども 実際は... 「新約聖書のみ」という原理に 傾きがちではないでしょうか?...
閲覧数:17回0件のコメント
おいまつ÷のぞむ
2020年4月9日読了時間: 2分
牧田吉和著『改革派教義学 第1巻 序論』
ハードカバーなだけでも 怯むのに サイズはA5版 ページ数は 250ページ以上 加えて 『改革派教義学』といういかめしい(?)タイトル 重厚感... 半端ないです 食卓に置いていたのを見かけた長男(小6)に 「序論だけで こんだけ...?」 と 引かれました... ほんとに...
閲覧数:20回0件のコメント
おいまつ÷のぞむ
2020年4月6日読了時間: 2分
アリスター・E・マクグラス著『神学のよろこび』
大雑把な 分類ですが 教科書には 主に 三種類あると思います 閉じたままの教科書 と 閉じていく教科書 と 開いたままの教科書 の三つです もちろん これは 物理的なことを言っているわけではありません (勝手に 閉じていくなら それは ホラーです笑) 内容のことです...
閲覧数:16回0件のコメント
おいまつ÷のぞむ
2020年4月2日読了時間: 1分
N・T・ライト著『シンプリー・グッドニュース』
随分前に 教会の幼馴染が 「ベスト盤は初めに聞かん方がいい 逆に アーティストの良さが見えづらくなるから!」 と 言っていたのを ふと 思い出しました The Greatest Hits of N. T. Wright と呼ばれる『シンプリー・グッドニュース』...
閲覧数:15回0件のコメント
おいまつ÷のぞむ
2020年3月24日読了時間: 3分
『平成史講義』を読む3
やがて八〇年代半ばには、「成功」していた日本は、「苦境」にあったアメリカに譲歩を迫られ、一九八五年の「プラザ合意」を経てかつてない円高レートがその後の基調となった。言うまでもなく、急激な円高は国際的な日本の産業競争力を大いに弱めたのだが、同時に見かけ上、日本は「金持ち」大国...
閲覧数:3回0件のコメント
おいまつ÷のぞむ
2020年3月19日読了時間: 1分
デレク・キドナー著『創世記』(ティンデル聖書注解)
旧約釈義の授業のために 『実用聖書注解』の「創世記」と並行して読んでいたティンデル聖書注解の『創世記』 最後まで読み通すと 注解の特徴が見えてきますね キドナーの論じ方は どちらかというと弁証的、対話的です 聖書批評学、新約聖書など いろんな声に応える形で...
閲覧数:14回0件のコメント
おいまつ÷のぞむ
2020年2月20日読了時間: 5分
ロバート・ゴルディス著『神と人間の書』を読む3
…イスラエルとその近隣の人々との入り組んだ関係がしばしば誤解されてきたことは認めざるを得ない。現代のある思想家が指摘したように、「思想の歴史は弁証法的展開という言葉で理解されよう。弁証法的展開においては、人々はその先輩たちが持っていた見解に反対し、その見解の一面性を正反対の...
閲覧数:8回0件のコメント
おいまつ÷のぞむ
2020年2月6日読了時間: 1分
B.W.アンダーソン著『深き淵より』
神学生の間に 課題図書として 読んでおきたかった本ですね この本が 活用している様式研究は ある種の限界があるものですし 文書資料仮説の影響も見られます しかし 全体としては 聖書そのものに聞き 詩篇と詩篇を見比べるという内容になっています この本のどの部分は危うく そして...
閲覧数:16回0件のコメント
おいまつ÷のぞむ
2020年1月15日読了時間: 2分
ロバート・ゴルディス著『神と人間の書』を読む2
ホクマーというのは、人生の諸問題に対する現実的対応手段であって、文明の実際的技術や専門的技法の一切を含む、と定義できよう。ハーカーム、すなわち「知者」あるいは「賢者」という語は、従って、聖書においてはすべての技術者に当てはめられる。ベザレルは、荒野でその任命をうけて幕屋を建...
閲覧数:2回0件のコメント
おいまつ÷のぞむ
2020年1月13日読了時間: 2分
ロバート・ゴルディス著『神と人間の書』を読む1
文脈に合わないような章句があると、それはよく、昔の読者によって加えられた大きな行間注や挿入と憶測された。正統派の読者が原本の中の異端的な感じのものと出会った時には、自分たちの見解と一致する、もっと紋切形のもので、その節のテキストを「修正」したり、補ったりすることをしたという...
閲覧数:2回0件のコメント
おいまつ÷のぞむ
2019年12月27日読了時間: 4分
前川和也 編著『図説 メソポタミア文明』
アッシリアは、紀元前二千年紀後半にはじめて大国の仲間入りを果たした「新興国」だった。そのためアッシリアの主神アッシュルは、シュメール時代の古いパンテオンにルーツをもたず、都市アッシュルを神格化した存在だと考えられている。アッシリアの勢力が拡大されるにつれ、神々の世界における...
閲覧数:2回0件のコメント
おいまつ÷のぞむ
2019年12月5日読了時間: 1分
村岡崇光著『聖書を言語で読んでみてはじめてわかること』
聖書の言語、ヘブライ語、アラム語、ギリシャ語に関心のある方は 『聖書神学事典』の「聖書の言語」の項目を 読んでみてください 言語の歴史、性質、研究史について ざっくり概観することができます これで 下準備をして 初期文法を学び始めた頃 もしくは 学び終えた頃に...
閲覧数:18回0件のコメント
おいまつ÷のぞむ
2019年11月6日読了時間: 3分
スタンリー・ハワーワス, ジャン・バニエ 著『暴力の世界で柔和に生きる』
...歴史も時間もわたしたちのものではなく、神からの贈り物であり、そこには目的と方向があるということをわたしたちがよく知るようにと、バニエとハワーワスは招いています。神によって創造され、神によって正しい結末に導かれることが約束されているこの世界で生きる以外、わたしたちには選...
閲覧数:5回0件のコメント
おいまつ÷のぞむ
2019年10月1日読了時間: 5分
吉見俊哉 編 『知の教科書 カルチュラル・スタディーズ』
...明らかなのは、(もしもあなたが何かの思い違いをしているのでなければ)ここで求められているのは実益でも教養でもないことである。たとえどんなに熱心にCSを学んでも、あなたは何も資格を得ることができないし、特別の教養を身につけることもできない。むしろ、CSはそうした資格を得...
閲覧数:18回0件のコメント
bottom of page