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2019年12月26日読了時間: 1分
ジョン・パイパー著『聖書が語る真実のイエス』
釈義的というよりも 体系的な書物です 御言葉が証拠聖句のように用いられていて 文脈が 掴めないことも 少なくありません けれども 決して 機械的には 感じません むしろ とても人格的です 言い過ぎないように気をつけなければいけませんが...
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2019年12月12日読了時間: 2分
K・G・アッポルド著『宗教改革小史』
「戦争も いい国と悪い国が戦ってると思ってた」 と 大のオトナが言ったなら 「可愛いな」と思うのではないでしょうか? 善と悪があったとしても 人間を善人と悪人に はっきり分けることなど出来ない そんなことは 「オトナ」の常識です でも 信仰的な事柄においては 意外と...
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2019年12月10日読了時間: 2分
エマニュエル・カトンゴレ, クリス・ライス著『すべてのものとの和解』
私たちが 心底 解決を願う事柄は 多くの場合、深刻で 緊急な課題です 特に 自身が沈黙を守り 行動を起こさないことが いびつなシステムに加担することになってしまう場合 私たちは いてもたってもいられなくなります どうすれば 早期の改善に こじつけられるのか? と 頭をひねり...
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2019年12月6日読了時間: 3分
ジョン・タラック著『神に用いられた生涯』
自己吟味のために 定期的に 信仰者の伝記を読みなさい これは 神学校を卒業する時に 校長先生が下さった助言の一つでした 当時は その意図が汲み取れず 正直に言って あまり意欲がわかなかったのですが 今になってみると つくづく 実際的なアドバイスだったと 思わされています...
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2019年12月5日読了時間: 1分
村岡崇光著『聖書を言語で読んでみてはじめてわかること』
聖書の言語、ヘブライ語、アラム語、ギリシャ語に関心のある方は 『聖書神学事典』の「聖書の言語」の項目を 読んでみてください 言語の歴史、性質、研究史について ざっくり概観することができます これで 下準備をして 初期文法を学び始めた頃 もしくは 学び終えた頃に...
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2019年11月29日読了時間: 4分
グレゴリー・ジョーンズ、セレスティン・ムセクラ著『赦された者として赦す』
アフリカに西洋からキリスト教の宣教師が初めて来たとき、彼らの多くは、この世から召し出されこの世に遣わされるということについてある特定の考え方を持ち込んできました。新しい信仰者たちは、彼らが元々いた共同体から離れて、西洋の宗教に反対する親族からの迫害から守られ「養育」されるよ...
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2019年11月21日読了時間: 1分
左近豊著『エレミヤ書を読もう』
神学生の時に 預言者の特徴として 以下のようなことを学びました (たしか A・J・ヘッシェルの言葉だったと思います) 彼のいのちが、彼のことばに... 神の視点から物事を見、判断する 真夜中に天からの警笛を感じる 目は世の現実に向き、その耳は神のことばに向く...
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2019年11月20日読了時間: 3分
森本あんり著『異端の時代』を読む3
原点回帰の幻想 異端は、はじめそれ自身では善良でおとなしい構成要素であったものがいつの間にか肥大化し突出する、という共通の発生経路をもつが、もう一つの特徴は「原点回帰」である。原点へ回帰すれば、現時点までの発展過程にまとわりついている不純な夾雑物を一挙に清算することができる...
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2019年11月15日読了時間: 3分
A・E・C・ブルックス編『ジョージ・ミュラーの祈りの秘訣』
10代-20代の頃に ジョージ・ミュラーについて聞かされていた時は (何となく 勝手に) 大らかで 大胆な人物だと思っていました 細かいことは気にせず とにかく突き進んでいく そんなミュラー像を思い描いていました しかし 彼の書き残したものに実際に触れますと 違った側面に...
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2019年11月8日読了時間: 5分
スコット・マクナイト著『福音の再発見』を読む4.1
そこから(コリント人への手紙第一15:3-5, 15:20-29)は、イエス・キリストの福音の物語は聖書(私たちにとっての旧約聖書)に見られるイスラエルの物語を完成、完結させるものであることが分かる。ここで用いられている重要な言葉は、「聖書の示すとおりに」だ。使徒の福音とは...
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2019年11月7日読了時間: 1分
W・H・ウィリモン, S・ハワーワス著『主の祈り』
ウィリモンとハワーワス 10年前の私なら 彼らを「私たち」のうちに加えようとは 思わなかったでしょう 彼らは キリスト者です けれども 「福音派」ではありません 「救い」の説明の仕方や 他宗教に対する物言いには 物足りなさを感じます そして 何より ダイナミックな信仰理解に...
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2019年11月6日読了時間: 3分
スタンリー・ハワーワス, ジャン・バニエ 著『暴力の世界で柔和に生きる』
...歴史も時間もわたしたちのものではなく、神からの贈り物であり、そこには目的と方向があるということをわたしたちがよく知るようにと、バニエとハワーワスは招いています。神によって創造され、神によって正しい結末に導かれることが約束されているこの世界で生きる以外、わたしたちには選...
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2019年11月1日読了時間: 6分
リチャード・ボウカム著『イエス入門』を読む4
イエスの食事についてもっと知るには、イエス自身が示した彼独自のやり方と洗礼者ヨハネのやり方の対比が参考になる。イエスは先駆者のヨハネと異なり、王国の訪れという良き知らせと共にやってきて、それを食事の際に祝った。それは儀式ばったお勤めではなく、王国の到来の喜ばしいお祝いだった...
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2019年10月30日読了時間: 3分
『ヨブ記』(新聖書講解シリーズ 旧約10)
『契約があらわすキリスト』の監修者である 清水武夫師が著されたヨブ記講解 この本は 契約神学的枠組みが 色濃く反映された内容となっています ヨブ記の中では、主がヨブの名前が挙げられる時には、いつも「わたしのしもべヨブ」と呼んでおられる。これは、一8、二3、四二78に出てくる...
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2019年10月29日読了時間: 3分
N.T.ライト著『悪と神の正義』
結局、真の神が悪に対処するために降りてきたらどのように見えるのだろうか。神は、栄光の炎のうちに、雲と火の柱の中に、天使の軍勢に囲まれてやってくるのだろうか。ナザレのイエスは、完全な危険を冒して、その問題への答えはあたかも次のようなものであるかのように語り行動した。すなわち、...
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2019年10月25日読了時間: 6分
スコット・マクナイト著『福音の再発見』を読む4
私があなたがたに最も大切なこととして伝えたのは、私も受けたことであって、次のことです。キリストは、聖書に書いてあるとおりに、私たちの罪のために死なれたこと、また、葬られたこと、また、聖書に書いてあるとおりに、三日目によみがえられたこと、 コリント人への手紙第一15:3-4...
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2019年10月19日読了時間: 3分
出村和彦著『アウグスティヌス』(岩波新書1682)
『アウグスティヌス 「心」の哲学者』 恥ずかしながら... アウグスティヌスに関する単著としては これが 初めて読む本でした キリスト教史の教科書や『父の肖像』などで 彼に関する項目は 読んできましたし 様々な神学書で 彼の主張には 触れてきました けれども 彼の生涯を...
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2019年10月18日読了時間: 7分
リチャード・ボウカム著『イエス入門』を読む3
神殿はユダヤ人の信仰の中心的シンボルであり、神にその民が特別に近づける場所だった。神殿に満ちる神の聖なる臨在こそ、エルサレムを聖都とし、パレスチナを聖地とするものだった。神殿に満ちる神の臨在によってこそ、そこが神への献げものができる唯一の場所となったのだ。ユダヤの祭はある意...
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2019年10月4日読了時間: 9分
リチャード・ボウカム著『イエス入門』を読む2
当時のユダヤ人にとって肝心かなめの問いがあった。神の聖なる民としてローマ占領の状況をどう生きるべきか。ファリサイ派は儀式的清さに力点を置き、とくに食事の際に清い状態でいるように気をつけていたようだ。彼らはトーラーの清めの規定を大幅に拡大解釈し、清さを日常生活で最大の関心事と...
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2019年10月2日読了時間: 7分
森本あんり著『異端の時代』を読む2
啓典宗教における正典 前章で確認したのは、「正典は正統を定義しない」ということであった。ふつうわれわれは、正典こそ正統の判断基準だ、と考えている。簡単に言えば、「聖書こそキリスト教の源泉で、そこに正統がある。だから聖書に則っていれば正統だし、そうでなければ異端だ」ということ...
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