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2019年10月1日読了時間: 5分
吉見俊哉 編 『知の教科書 カルチュラル・スタディーズ』
...明らかなのは、(もしもあなたが何かの思い違いをしているのでなければ)ここで求められているのは実益でも教養でもないことである。たとえどんなに熱心にCSを学んでも、あなたは何も資格を得ることができないし、特別の教養を身につけることもできない。むしろ、CSはそうした資格を得...
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2019年9月18日読了時間: 4分
森本あんり著『異端の時代』を読む1
念のために触れておくと、ニカイア公会議でもトレント公会議でもそうだが、正統は「アナテマ」に先行する肯定形の文章によっても表現されている。だが、それはあくまでも多くの可能性のうちからもっとも明快と思われるサンプルを示しているのであって、そこに提示されたものだけを排他的に正統の...
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2019年9月5日読了時間: 1分
萩尾望都『イグアナの娘』
思春期の頃に出会っていたら 心掴まれていたかも? と思いながら 読みました 「イグアナの娘」もそうですが 特に「学校へ行くクスリ」には 中高生の抱える モヤモヤ 苛立ちが 鮮やかに描かれていると感じました 私が 中学生の時には 萩尾望都は存在さえ知りませんでした 当時...
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2019年9月4日読了時間: 3分
『平成史講義』を読む2
若い人たちにとってリベラル的であるという述語は「なにかを変えようとする人たち」、保守とは「伝統的な価値観を持つ人たち」と映っている可能性があります。とすれば、既得権益(保守)をぶっ潰すという小泉話法を、民主党のようにーしかし忠実にー小声ではなく、大声で怒鳴りたて、「わかりや...
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2019年9月3日読了時間: 4分
夏目房之介著『マンガと「戦争」』
子どものころ触れた「戦争」イメージといえば、テレビや雑誌によるものだった。テレビのドキュメンタリーの、戦闘機が照準器のなかで撃墜される瞬間のブレた映像を、必死にみつめたおぼえがある。戦記マンガや、雑誌の戦争特集の図解なども当然読んだ。第二次大戦にかぎらず、空想上の「戦争」も...
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2019年8月31日読了時間: 5分
吉田隆著『カルヴァンの終末論』
昔あったものは、これからもあり、かつて起こったことは、これからも起こる。日の下には新しいものは一つもない。 「これを見よ。これは新しい」と言われるものがあっても、それは、私たちよりはるか前の時代にすでにあったものだ。 伝道者の書1:9-10 上記の御言葉は...
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2019年8月26日読了時間: 3分
アラン・ミラード著『聖書時代の秘宝』
購入したのは たしか 神学生時代 手に入れた頃は 興味がわいた箇所や メッセージに関わる箇所だけを 拾い読みしていました また その後も 聖書の言葉のイメージを掴むために 図版だけ 参照することもありました しかし 今回 初めて 通しで 読んでみることにしました...
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2019年8月22日読了時間: 1分
『創世記を味わうI 創世記1:1-5』
創世記を味わうための本というよりも 一人の牧師の回想録として読む方が 得られるものが 大きいのではないかと 感じました 向き合っている御言葉から どのように関心を広げ どんなふうに先人の学者たちと対話し どうやって見聞を深めていくのか?...
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2019年8月21日読了時間: 8分
『熱狂する「神の国」アメリカ』(文春新書)
復活されたイエス様が ご自分が生きていることを示し 四十間にわたって 神の王国のことを 語られた後のことです 使徒たちが イエス様に 「主よ。イスラエルのために国を再興してくださるのは、この時なのですか。」 と尋ねたことがありました(使1:6参照)...
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2019年8月20日読了時間: 1分
浦沢直樹『MONSTER』
こういう読み方をするのは 私の悪い癖かもしれませんが... Dr.テンマが天馬博士 すなわち手塚治虫の象徴だとしたら 彼によって命拾いをしたヨハンは浦沢直樹本人 当然 ニナはもう一人の浦沢ということになります... そう考えると この作品を書くことが 彼の復讐だと...
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2019年8月19日読了時間: 3分
『平成史講義』(ちくま新書)を読む1
五五年体制のもう一つの特徴は、全体としての権力の分散と共有の構造である。これには、前述のボトムアップの仕組みに加えていくつかの側面がある。最も重要なものは、自民党議員と官僚(機構)との間の共棲関係である。自民党の政調会内部でのボトムアップ型の政策プロセスは、官僚たちが全面的...
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2019年8月15日読了時間: 5分
『父が子に教える昭和史』 (文春新書)を読む1
…五月八日、ドイツが降伏しますが、これは首都ベルリンにソ連軍が侵攻、ナチス政権が壊滅するなかで、条件なし、勝者の要求をすべて敗者が受諾することを約した「白紙委任型」の無条件降伏でした。しかし、その混乱は地獄絵といってよく、報告を受けたスティムソンは「はげしい戦慄を覚えた。そ...
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2019年8月9日読了時間: 2分
『ジョージ・ミュラーの思想形成における フランケの敬虔主義の影響について』を読む2
ドイツのハレで敬虔主義の実践として孤児の家(フランケ学園)を設立するなど活躍したフランケが1727 年に世を去って 100 年が経つと,フランケらが主導した敬虔主義運動はその中心地であったハレにおいてもすでに下火となり,再び世俗化の波がその地を覆っていた。 1825...
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2019年8月8日読了時間: 2分
吉田隆著『命の道 〜神の律法と私たち』
『命の道 〜神の律法と私たち』 これは 神学校の一年目 論文の書き方について講義する際に 参考文献として紹介できるパンフレットではないかと 思いました 著者も あとがきで記していますように 信徒講座ですので 「学術的」な内容ではありません 注も参考文献も省かれていますので...
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2019年8月7日読了時間: 1分
『いのちあふれる家庭を求めて』
家庭形成に関する本には 読んでいるうちに すぐにでも 誰かと一緒に読みたくなるもがあります 特に グループでの分かち合いを想定に入れている本は 構成や分量も考えられていますので 用いやすくなっています 『いのちあふれる家庭を求めて』は... 残念ながら 共に読むのには...
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2019年7月26日読了時間: 3分
『ジョージ・ミュラーの思想形成における フランケの敬虔主義の影響について』を読む1
(ジョージ・ミュラーは)1886 年には,船路で日本に80歳を超えて訪問し,新島襄の招きで同志社でも講演している(木原,1999)。この講演内容が石井十次,山室軍平の人生を決定的に変える転機になったことはすでに明らかにしてきたところである(木原,1999;木原,...
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2019年7月19日読了時間: 2分
グレース・ハルセル 著 『核戦争を待望する人びと』
出版された30年前に この本に 出会ってたとしたら きっと 平静ではいられなかったでしょう あまりの生々しさに 衝撃を受けて アイデンティティークライシスを 起こしていたかもしれません もしくは 怒りに打ち震え 「事実を捻じ曲げている!」と叫び...
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2019年7月16日読了時間: 2分
小友聡『コヘレトの言葉を読もう』
伝道者・コヘレトは 厭世主義者、虚無主義者と見なされることが 少なくなく 伝道者の書は 対立する複数の声が 響き合う書だと しばしば言われてきました 『コヘレトの言葉を読もう』は そのような既成概念を 打ち砕いてくれる良書です...
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2019年7月15日読了時間: 2分
W. ブルッゲマン著『旧約聖書神学用語辞典』
「私たちは 「旧約学」を学んでいるのではなく 「旧約」を学んでいるんです」 神学校の時 恩師が繰り返し 語っておられた言葉です 旧約学者の提唱した諸説を整理して理解すること 現在の旧約学会のトレンドを掴むこと それは 学びの目的ではなく あくまで手段だということを...
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2019年7月11日読了時間: 1分
大頭眞一著『聖書は物語る』
本の大まかな流れと山場を知っているかいないかは 物の読み方を左右します 短編ならば さほど苦労しないかもしれませんが 千ページを超えるとなれば やはりガイドが欲しくなります 聖書は 1000年以上かけて 異なる時代背景のもとで書かれた分厚い書物ですから 通読のためにも...
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